本当にSEOに強いホームページ制作会社とは?

【騙されるな】SEOに強いホームページ制作会社なんて存在しない!集客できるかはその後の運用次第!

  • 2021年1月14日
  • 2021年4月28日
  • WEB制作

ホームページ作成をWEB制作会社に依頼しようと思ったとき、たびたび目にする『SEOに強いホームページ制作会社です!』のような売り文句。

たしかに、どうせ作るならただ見た目が綺麗なだけではなくてSEOに強い(集客効果の高い)ホームページであってほしいですよね。

では本当に“SEOに強いWEB制作会社”とはどんな会社なのか?選び方の基準も含めて解説していきます。

 

“SEOに強いWEB制作会社”は存在しない

 

いきなりですが結論から言うと、『SEOに強いWEB制作会社(ホームページ制作業者)』なんてものは存在しません。

 

そもそもSEOというのは、適切な施策を継続的に行うことで結果が徐々に現れてくるものです。

一部例外のハック的手法を除き、今日これをしたから明日にはグンと結果が伸びた!なんてことはまずありません(あったとしても効果は一時的なもので長続きしません)。

 

ですから、どれだけお金をかけて綺麗な見た目のホームページを作ろうが、そこで大きく差がつくということもありません。

30万円で作ったWEBサイトでも、100万円で作ったWEBサイトでも、また個人で開設した無料ブログでも、作成時点でSEOに大きな差が出るということは無いのです。

 

したがって、最低限の水準をクリアしているWEBサイトであれば条件的にはまず同じ…つまりそれを生業としているWEB制作会社が作るホームページであれば、極論どこに依頼してもSEO的な観点で違いが出るということは無い(気にするほどの影響がない)と思って良いでしょう。

 

“SEOを考えた内部構造”の意味

 

またここで押さえておきたいのがWEBサイトの内部構造とSEOの関係について。

これもよくある宣伝文句で、「弊社の作成するホームページはSEOについて考え抜かれた内部構造をしています!」なんてものを見聞きしたことことはないでしょうか?

 

たしかに、SEO的に考えなければいけない最低限の構造というものは存在します。

それはソースコードの綺麗さだったり、パーマリンク(URLの文字列)の構造だったり、モバイル対応だったり色々あるのですが…

ただ、これらはさきほどからお伝えしているように、今の時代どこの制作会社に依頼しても、あるいは自分で無料のブログをレンタルしても標準レベルで当然準拠しているもので、ここで差がつくということはありません。

 

普通にWEBサイトを作れる業者に依頼したり、有名どころのWEBサイト・ブログ作成サービスを利用すればSEO的にマズい構造でWEBサイトを作ることのほうが難しいです。

それこそ知識ゼロの完全初心者が、解説本やWEBサイトを見ながら見様見真似ではじめて完成させたホームページでもないかぎりは、致命的な欠陥を抱えたWEBサイトというものはそうそう出来上がりません。

 

また完全初心者であったとしても、たとえばWordPressという誰でも利用できるCMS(ブログ・WEBサイト制作ソフト)を使えば、それだけでGoogleが推奨するSEO的な構造の8~9割は満たすことができるのです。

これは当時のGoogle検索事業の責任者でSEO業界の有名人であるマット・カッツが公式に発言していることです。

 

「WordPressを利用するということは素晴らしい選択です。WordPressは、数々のSEOの諸問題を自動的に解決してくれるだけでなく、80~90%のSEOポイントをカバーしているからです」

 

実際、世界中のWEBサイトの実に35%がWordPressで作成されていて、日本の有名企業や大企業のサイトも実はWordPressで構築されている、なんてことも珍しくありません。

もちろんこの『メイクリ』もWordPressで制作していますし、弊社でもSEO的な部分はもちろんその拡張性や扱いやすさなど総合的な観点から、よほど特殊な事情がないかぎりはWordPressをまずメインに採用しています。

 

SEOは外見よりも中身が重要

 

ちょっと本筋から外れましたが、『SEOに強い(適した)内部構造』といっても、それ自体を満たすことはそんなに難しいことではなく、極論WordPressさえ扱うことができれば個人でも(少なくとも基本的な内部構造という部分に関しては)WEB制作会社と遜色ないものが作れてしまいます。

またWordPressでなくとも有名なWEBサイト制作サービスであれば、構造面については基本的に心配ありません。

 

ではたとえば「WordPressを利用しているから」、「Googleが推奨しているから」、そこだけクリアすればOKなのか?効果的にWEBサイトで集客できるのか?というと当然そんなことはありません。

さきほども述べたように世界のWEBサイトの35%はWordPressでできているわけですから、自分のライバルとなる同業他社のあのホームページも、WordPressで構築されている可能性が高いわけです。

そうなると、この時点で自分とライバルの条件は同じ。当然それだけでは差がつきません。

 

そこで重要になってくるのがサイトの中身、コンテンツです。

いわゆる“コンテンツSEO”と呼ばれる領域ですが、Googleに評価され検索上位に表示されたいと思ったときには、サイト内のコンテンツの充実度がより重要になってきます。

 

たとえば同じ業界・同じジャンルのA社とB社、2つのWEBサイトがあるとして、そのどちらもが同じWordPressで作成されています。

となるとこの時点ではSEO上の構造的優劣はつきません。

じゃあどこで差がつくのか?というと、当然その中身になります。

 

A社のサイトは一見綺麗でおしゃれだけど全部で5ページしかなく、企業理念や企業概要など会社自体のわずかな情報しか載っていない名刺的なホームページです。

一方でB社のサイトは全部で30ページあり、基本的な会社情報以外にもその業界のそのサービスに興味のあるユーザー(消費者)が求めている情報、価格や購入前後の疑問などが詳細に説明されています。

 

そうするとどちらが多くのユーザーにとってより価値が高いホームページかというと…?当然B社になりますよね。

ユーザーの求めている情報を適切に提供しているWEBサイトは結果としてGoogleにも評価されますから、このA社とB社の場合はB社のほうが価値が高いと評価されやすく、最終的にはB社のサイトのほうが検索上位に来る確率も高くなります。

 

もちろんただページ数が多ければ評価されるというわけではありませんが、見た目だけ綺麗だけど情報がスカスカのサイトよりも、見た目は普通でも欲しい情報が充実しているサイトのほうが当然に評価は高い、ということです。

 

“SEO的目線”で制作会社を選ぶときの基準

 

ここまで説明してきたように、基本的には『SEOに強いWEB制作会社』というものはありません。

特にその売りとして「最新のSEOに準拠した内部構造で制作します!」のように、サイト内構造について推しているような制作会社はそれ以外のSEO的知見が無いと思って良いでしょう。

 

そういった意味では、誤解を恐れず言うとどの制作会社を選んでもSEO的に大差はありませんので、価格や納期の折り合いだったり、自分のイメージするホームページに近いデザインをたくさん作っているだとか、対応が丁寧で好感が持てるとかで選んでみるのもひとつです。

 

ただこの記事のテーマのように、SEOでの集客を本気で考えて将来のことも見越して業者を選定するのであれば…そのときはWEBマーケティングがメインの業者を選ぶと良いでしょう。

WEB制作会社にも色々な会社がありますが、ざっくりわけると“制作がメイン”の会社と“マーケティングがメイン”の会社のふたつが存在します。

 

前者の制作がメインの会社とは一般的に多くの人がイメージする『WEB制作会社』です。

デザイン力やコーディング力など、WEBサイトを制作する技術に優れているのが特徴で、とりあえず名刺代わりになるWEBサイトが欲しいとか、アニメーションが効いたおしゃれで立派なサイトを作りたいなんて場合にはこちらのほうが適しています。

 

ただしこうした制作会社は基本的にはその名の通りWEBサイトを制作することが主な仕事で、サイトを作成し納品するまでが本業ですから、その後の運用面での相談やアドバイスはあまり期待できません。

アフターフォローなど追加サービスを用意している業者もありますが、その効果のほどはというと…?というのが正直なところ。

あくまで見た目重視のWEBサイトを作るのが得意な会社ということですね。

 

一方で後者のWEBマーケティングがメインの会社は、マーケティングが専門の会社ですから、SEOをはじめSNSやWEB広告などWEBサイトの運用面でのノウハウが豊富です(弊社もこちらに属します)。

当然、WEBマーケティングを行う上ではWEBサイトがなければはじまりませんから、分析などのマーケティング技術だけでなく自社でWEBサイトを作成する技術も持っているというところが多いです。

特にアフィリエイト(成果報酬型広告)事業などSEOの最前線で戦っている会社や、自社メディアを公開している会社などは一定の信頼ができるでしょう。

 

ただしこちらはあくまでマーケティングがメイン事業なので、前者の純粋なWEB制作会社と比べると自社で有する制作技術は限定的で対応できる幅が狭い、制作業はおまけ的…という可能性もあります。

実際WEBマーケティング専門の会社で、自社内での制作はするけど制作を事業としては受けていないという会社も少なくありませんので注意が必要です。

 

どちらも長所短所がありますが、少なくともSEOでの運用を考えたときには、制作してそれで終わりの制作会社ではなく、マーケティングが主戦場の会社が提供しているサービスを選ぶほうが、望むような結果を得られるでしょう。

 

耳触りの良い宣伝文句に騙されない!

 

以上、『SEOに強いWEB制作会社』について説明してきました。

もう一度要点をまとめておきますと、

 

  • SEOに強い制作会社は基本的に存在しない
  • SEOは制作後の運用次第
  • SEO重視で依頼するならマーケティング会社のほうがおすすめ

 

となります。

WEBサイト制作やSEOについては専門業者と一般消費者との間に埋めることが困難な非常に大きな情報格差・情報の非対称性があります。

そのため、「何が良いかわからず適当に契約してしまって後悔している…」という声がインターネットが普及して久しい現在でも後を絶ちません。

情報格差につけこむ悪質な業者も残念ながら少なくないのが現実です。

 

今回お伝えしたのは最低限のポイントになりますが、上記の内容を頭の片隅に入れておくだけでも業者選定の失敗確率は格段に減るでしょう。

耳触りの良い、調子の良い宣伝文句に騙されることなく、自分の目的に合った業者を選んでください。